ヘッドホンシステム概要〜全体・ヘッドホン編
2022-06-26
今回から数パートに分けて、私のヘッドホンシステムをざっくりご紹介します。早速ですが、システム全体はこんな感じです。クリックで拡大できます。
自分で言うのもなんですが、図にすると結構ごちゃごちゃやってるな……。もちろん、界隈にはもっと色々拘られてる方もたくさんいらっしゃるんですが
先日の記事にもある通り音楽としてそれっぽく、「自然」であるということを目指して自分になりに色々揉んでみた結果、現時点ではこんな感じのシステムになっています。ベースにあるのは、右側の
- Intel NUC (PC)
- Ayre QB-9 Twenty (DAC)
- CURRENT MP421-M4 (HPA)
- Audeze LCD-5
の流れです。それらに対して、KOJO Aray6 mkII が電源を供給しています。
ヘッドホンブログなのでなんと言ってもヘッドホンですが、これは最近 Focal Utopia から乗り換えた Audeze の最新モデル、LCD-5です。音楽のさまざまな情報を大変細かなところまで、具に拾ってくれるところが気に入っています。また、システムの変化もかなりわかりやすいので、時に助かったり時に面倒だったり……。
LCD-5の単体のレビューはこちらです。
購入する前にフォロワーさんから実物を貸していただき、Utopia とかなり詳細に比較しました。その時の様子が Twitter に残っているのですが、よくもまあこんなにテキトーなことを……。
要約すると、Utopia は各音かなりしっかり鳴ってくれるのですが、全体的な音楽の纏め方がヘッドホン離れした、スピーカーを思わせるような聴取体験ができると感じています。対して、LCD-5 は、既存のヘッドホンのプレゼンテーションを大幅に延長した先にあるようなイメージです。その点で言えば、Utopia の方が自然に近いと思いました。
しかし、LCD-5 の音を聴くと、Utopia にはなにか高音に明るい、華やかさを思わせる癖を感じました。まあ Utopia もシステムに非常に敏感であり、研ぎ澄ましていった先が非常に楽しみな種類の機種なので、実はそのうち無くなるのかもしれません。ただ、Utopia を 4 年ほど使っていて、その間様々なシステム変更を経験した(にもかかわらず)直感なのですが、この癖はこの先もなくならないような印象を受けました。LCD-5 にはそう言う意味でも高いポテンシャルを感じ、断腸の思いでの移行と相成りました。
もちろん LCD-5 にも気になるところはあって、高域にプレゼンスが強い箇所があるのですが、これは音楽を邪魔しすぎないかな、と思っています。ただ、この辺りは個人差が大きいようで、この辺りのせい(確証はない)で質感の違和感や刺さりを覚える方を何人か見かけているので、まあちゃんと試聴した方がいいですね。
書くのが疲れたので、今回はこの辺にしておきます。次回は、DAC, HPA あたりの話ができればいいな。