pontaのヘッドホンブログ

拙宅のヘッドホンシステム2023年12月版

2023-12-11

私のヘッドホンシステムについてこのブログではあまり紹介していなかったように思うので、その補完と現状のシステムを記録する意味も込めて、ざっくりとご紹介しようと思います。

前提として、私はWindows PCを用いたPCオーディオをやっていて、CDをWAVでリッピングしたり配信サイトでWAVを購入したりしたものを再生用PCのローカルHDDに保存して、再生しています。再生ソフトはRoonです。オーディオに本腰を入れる前にリッピングしたものはFLACなのですが、徐々に置換していこうと考えています。

割といろんなところからアイディアをパクらせていただいてて、ソースももうあまり覚えていないのですが、元ネタをいただいた方には、この場でお礼を申し上げます。

まず、基本的なオーディオコンポーネントについてご紹介します。

種類製品名電源ケーブル
USB CableJorma Design USB Reference 1.0m-
Power TapKOJO Force Bar 3.1Belden PS9364
DACS.M.S.L. D400EXBelden PS9364
InterconnectMogami 2534-
HPAViolectric V550 ProBelden PS9364
HeadphoneAustrian Audio Hi-X65-

電源タップについては研究中なのですが、ざっくり聴いてあまり癖が目立たなかったKOJOを使っています。なお、これの次のモデルのCrystal 3.1は音色が白かったりその他いろいろと癖がのるため、やめました。なお、電源ケーブルはベルデンで固めています。こちらも中庸で、重ねても癖がのりにくいので助かっています。オーディオ系は全部ベルデンやんけ!!と思われるかも知れませんが、PC系でバランスをとるやり方をしています。インコネも安い予算内でそこそこ試した結果、音色の暖かさなどありつつも結局オーソドックスなモガミでいいや、となっています。

私のイチオシは、ヨルマのUSBケーブルです。めちゃくちゃ高くて泣きそうだったんですが、それだけの価値のある貴重なケーブルだと思っています。音楽の素のバランスを崩さず品を高めてくれる感じです。音像をややキュッと縮こまらせてしまう傾向があるという弱点もあるのですが、総合点でここまで良いUSBケーブルはまだ出会ったことがありません。なので、どんどん探求していきたいところでもあります。

その他、各コンポーネントにつきましては個別に記事を公開しているので、そちらをご覧いただければと思います。なお、LCD-5は、今年転職したのですが、その活動資金に消えました……

次に、PC系をご紹介します。ちなみにケースはなく、全て丸出しです。そのうち連絡が途絶えたら、家と共に私も丸焼けになったと思ってください

種類製品名電源電源ケーブル
CPUIntel Core i5 12500(M/B)-
CoolerNoctua NH-P1--
M/BASRock Z790 LightningSeasonic FOCUS 650W (1)Jorma Design Origo Power 1.5m
MemoryKingston FURY Beast 8GB(M/B)-
SSD(System)Samsung 990 PRO 1TB(M/B)-
HDD(Music)Western Digital Blue 2TBAntec 550W GOLD (Equipment)Belden PS9364 (Equipment)
NICIntel I210-T(M/B)-
USB I/F玄人志向 USB3.0RA-P2H2-PCIE(Equipment)(Equipment)
GPUELSA nVidia GeForce RTX 3080 TiSeasonic FOCUS 650W (2)WAGNUS. Toneflake 1.5m

えー、めんどくさいことに、電源が3系統あります。一つはマザーボード系統、もう一つはGPU、そして最後にペリフェラル系統です。マザーボード系統とGPUを分離するのは効果を確かめているのですが、どこまで分離するべきなのかはまだ未検証です。そのうちやらなきゃ。

また、USB I/FとGPUはUSBケーブル(中の通信はPCIe)でライザーしています。GPUのライザーは、先人によってRoonに効果があることがわかっているようです。実際聴いてみると、結構リッチになって、余計な響きなども抑制されるような傾向があるように思いました。その発展系で、DACとつなぐUSBのI/Fもやったらどうなるか、というのは、私が適当に思いついたのですが、今のところはノイズ感の低減や音像周りに効果を感じています。

面白いのは、メモリとSSDでしょうか。どちらもスループットよりもレイテンシを重視して選んでいます。もちろんOptaneのような超低レイテンシな素材には敵いませんが、音像の密度感がよくなるように感じます。

電源ケーブルはここでもベルデンが登場していますが、ヨルマやワグナスもあります。Origoは情報量をあまり整理せずぶっ放す感じ、WAGNUS.は情報量のロスを抑えつつ品位を高めてくれるようなイメージです。この辺りのケーブル配置はいろいろ試したのですが、結局この構成に戻ってきています。新しい種類を入れない限りは、多分このままなんだろうなあと思っています。

これらのコンポーネントはほぼ、こたつ机直置きです。きちんとしたラックを選ぶのが、今後の課題の一つです。ですが、最低限の対策はしていて、電源タップはハワイアンコアの木片を下に敷いて床に直に置かないようにしていますし、HDDも杉の木の丸太を敷いています。この辺りも試行錯誤中ではありますが、木の音の乗り方やアイソレーション効果をうまく活かしつつ、情報量を減らさないところを狙って今も研究中です。

と、こんな感じです。あくまで私がいつも重視している部分を私の予算内で反映すると、今のところこうかなあというだけなので、何かいいアイディアがあったり別の観点があったら教えてください。本当はヘッドホンはもうちょっといいもの欲しいですし、アースやラックなど、まだまだやることはいっぱいあるのですが……。

こういういかにもオーディオ的な遊び方は何もスピーカーのためだけにあるものではないので、据え置きでヘッドホンをやっている方にも、何か気づきを得られるいい機会になると思います。何よりいろいろ試してみるのはおもしろいので、皆さんもぜひやってみましょう。